ボスニア・ヘルツェゴビナ、ニジェール、パキスタンは27日、鳥インフルエンザの初めての発生を確認し、また一部の国でのウイルス感染が拡大したことを受け、関連の国々や国際機構はそれぞれ対応措置を取っています。
27日、ボスニア・ヘルツェゴビナとニジェールは、H5N1型鳥インフルエンザの発生を確認し、パキスタンも、自国での最初のウイルス感染を確認しましたが、それがH5N1型ウイルスであるかどうかはまだ明らかにしていません。これに対処するため、ボスニア・ヘルツェゴビナとパキスタンは緊急措置を取っており、OIE・世界動物保健機構も、鳥インフルエンザの対応でニジェールを支援すると表明しました。
同日、ロシア連邦のアドイゲヤ共和国で鳥インフルエンザが発生したことを受け、ロシアのプーチン大統領は、専門対応チームを設け、また専門資金を増やすことを発表しました。
ウクライナ、グルジア、クロアチアでも、H5N1型鳥インフルエンザが発見されています。
このほか、東ヨーロッパと南ヨーロッパの8カ国とWHO・世界保健機関など国際機構の専門家と獣医たちは、ブルガリアで会議を開き、鳥インフルエンザ抑制の経験などについて情報交換を行い、早期通報体制の確立などについて話しあいました。
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