26日午前11時ごろ、ホンダの人気車種「CR?V」(シルクホワイト)がゆっくりと東風ホンダ武漢工場の生産ラインを走り出した。拡張プロジェクトで年間12万台に上る多車種の生産能力を整えた同工場が、正式に稼動を始めたことになる。新華網が伝えた。
拡張プロジェクトは、元の年間3万台の生産能力を基礎に、総投資額28億元をかけて行われた。
拡張プロジェクトは2005年1月24日に始まった。東風ホンダは、東風汽車集団株式公司と、日本のホンダ技研工業の合弁企業で、03年7月に成立した。主に都市型のスポーツ多目的車(SUV)を生産、04年5月に「CR?V」の現地生産モデル第1世代の販売を開始した。05年の総売上は2万6244台で、04年の市場占有率6.7%から05年は13%まで上昇した。
東風ホンダは現在、乗用車のシビック(中国名「思域」)新モデル生産の準備を進めており、06年4月には市場に出る予定だ。
東風ホンダ執行副総経理の劉裕和さんは、「東風ホンダの国産化率はすでに65%に達しており、来年の目標は75%。さらにエンジンの主要部品5つはすでに国産化を実現した」と紹介した。
写真(左):拡張プロジェクト後にラインオフした1台目の新車
写真(右):新車を組み立てる東風ホンダの作業員
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