ドイツBMWグループのパンケ会長は、先週末にシンガポールで行われたアジア年次総会で、「現地生産をスタートしてからわずか3年で、BMWは中国市場で初めての黒字を上げた」と発表した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
パンケ会長は、BMWの中国市場における昨年の販売台数が、前年を37.4%上回る3万1600台に達したと発表。「ブランド、製品、価格戦略、販売ネットワーク、サービスなどのプランが整うのに伴い、BMWは中国市場で収益を上げ始めた」と述べたが、具体的な利益額は明らかにしなかった。
パンケ会長は「BMWは今年、中国市場でさらなる成長を遂げるだろう」と予測し、08年をめどに中国での販売台数をアジア市場全体の3分の1に当たる5万台に引き上げると述べた。
2004年、BMWは、同社の中国進出以来の販売低迷期に突入し、業界内では同社の高級車の現地生産化戦略の是非をめぐり、激しい討論が繰り広げられた。
「人民網日本語版」
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