中国共産党中央台湾事務弁公室の陳雲林主任は22日北京で、「台湾当局指導者による『国家統一委員会』の廃止は、海峡両岸関係をひどく破壊するものだ」と述べました。
陳雲林主任は、その際「今年の旧正月である春節以来、海峡両岸の同胞は、去年以来緩和してきた両岸関係がより大きな発展を見せるよう期待したが、いま両岸関係には懸念する情況が現れた。台湾当局の指導者は、2000年以来何回にも亘って表明してきた承諾を無視し、『国家統一委員会』と『国家統一綱領』の廃止を再度言明すると共に、『国家統一委員会』の廃止案を制定している。これは、『台湾独立』の分裂活動が一層エスカレートしていることを示す危険なシグナルである。もし、台湾当局の指導者が自分の意見をひたすらに通そうとすれば、これは海峡両岸に深刻な破壊をもたらし、最終的には台湾同胞の切実な利益を損なうに違いない。われわれは、最大な誠意と最大の努力を以って海峡両岸地区の平和と安定を擁護すると共に、いかなる形の『台湾独立』の分裂活動にもあくまでも反対し、事態の動きに注目し、随時出現しうる複雑な情勢に対応していく」と述べました。
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