ロシア外務省のトロシン特使は11日、「ロシアは黒海艦隊問題についてウクライナと交渉を行い、この問題は政治化してはならない」と語りました。
トロシン特使は当日ロシアのメディアに対し、「黒海艦隊は黒海地区の安定、周辺諸国の治安確保で重要な役割を果たし、両国関係に大きく関わっている。両国は冷静と理知を保ち、互恵協力の下で黒海艦隊問題を解決しなければならない」と語りました。
トロシン特使はまた、「両国は今月14日に黒海艦隊問題や双方危機の解決体制問題について交渉を行う」と明らかにしました。
旧ソ連が解体してから、ロシアの黒海艦隊はウクライナのクリミア半島のセバストーポリ港を借りています。今年の1月、ロシアとウクライナ両国は黒海艦隊が水利施設の使用について摩擦が生じたとのことです。
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