ロシアのイワノフ副首相兼国防相は9日、国防省のホームページで「NATO・北大西洋条約機構の東方拡大はロシアの国家安全を脅かしている」と指摘しました。
イワノフ副首相はその際「旧ソ連の一部加盟国がNATOに加盟し、NATOの勢力範囲が東方へ拡大し続け、ロシア国境に近づいているが、これはロシアの国家安全を脅かしている。如何なる国にも、自国の安全保障を確保する権利があるが、このための措置を講じるには、確実に存在する軍事的脅威に合致させるべきであり、如何なる国も隣国の安全を弱化してはならないとロシア政府は主張している」」と述べました。
イワノフ副首相はまた「現在、ウクライナとグルジアはNATO加盟を自国の外交政策で優先方向としており、これはこれらの国の合法的権利であるが、ロシアはNATOの東方拡大は、そのためなくてはならない趨勢だとは見ていない」と述べました。
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