中国は、人口の少ない少数民族・裕固(ユイグー)族が生活していくのになくてはならない草原の保護に取り組んでいます。
裕固族は人口わずか1万5千の少数民族で、その多くは北西部の甘粛省に住んでいます。しかし、近年の自然条件の変化により、裕固族が生活していくのになくてはならない草原が次第に退化してきています。そこで、地元政府は、一定の禁牧や休牧、オリの設置などの措置をとるとともに、有毒な雑草を取り除くなどして、草原の条件を改善しています。