IAEA・国際原子力機関のブリクス前事務局長は25日ワシントンで、アメリカ軍縮協会発足25周年を祝う大会で、「イラン核問題を国連に付託することと、国連を通じてイランに経済的または政治的制裁を加えることに反対する」と表明しました。
ブリクス氏は「これはイラン核問題の解決に役立たず、かえってイランをより強硬な立場に導く可能性がある」との考えを示しました。
ブリクス氏はさらに「アメリカは、強硬的でない手段を通じて、イランにウラン濃縮を放棄させるべきだ」と提案し、「経済貿易の面で、イランに利益を与え、武力行使をしないことをイランに約束するなどが、イランのウラン濃縮の停止を促すいい方法かもしれない。アメリカは、イランを攻撃しないことを書面で約束すべきだ」と述べました。
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