ニュージーランド政府が18日発表したコミュニケによりますと、ニュージーランドのアンドン農林漁業相は、ここ数日、ニュージーランドをはじめとする17ヶ国は日本政府に書簡を送り、日本に対し、科学研究の名目で南太平洋海域で捕鯨することを中止し、この海域での捕鯨船を撤退させるよう呼びかけたと明らかにしました。

　アンドン農林漁業相は、「17ヶ国の代表は16日に日本外務省の政府関係者と会見し、17日に日本の漁業機構に書簡を送り、日本の所謂『科学研究目的』の捕鯨の中止を求めた。ニュージーランド政府と人民にとって、鯨は珍しく重要な海洋動物であり、保護されるべきだ」と語りました。

　オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリアなど17ヶ国も日本の捕鯨活動に反対しています。