日本では100人あまりの市民が参加した「戦争の責任を再び考える」集会が17日東京で開かれ、第二次世界大戦に参加していた元日本兵の小山一郎さんと吉田勇雄さんが中国侵略戦争期間中、日本軍が中国で犯した労働者の強制連行と毒ガス弾遺棄の罪悪行為を指摘しました。
小山一郎さんは当時、日本軍が中国の山東省で労働者を強制連行した暴行を紹介した上で、「侵略戦争に対しては、日本の指導者が責任を負うと同時に、兵士としても自分がかかわった責任を反省しなければならない。日本のマスコミは日本の戦争暴行を報道せず、中国人の反日感情ばかり非難することはよくない」と指摘しました。
吉田勇雄さんは、当時自分が所属していた日本軍が中国の東北部で化学兵器を生産したことを隠蔽するため、毒ガス弾を埋蔵した経験と、日本の731部隊が証拠消滅のため部隊施設を爆撃した模様を証言しました。
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