中国国家首席獣医官で、農業省獣医局の賈幼陵局長は、14日北京で、記者のインタビューに答えた際、「中国が鳥インフルエンザ感染情報を隠蔽した」ことを否定しました。
中国では、これまで確認された5件の鳥インフルエンザの人への感染例のうち、3件の感染者の居住地では鳥インフルエンザの感染が発生していなかったことから、中国はこれらの地区で発生した鳥インフルエンザの感染情報を故意に隠蔽したのではないかとある人は疑問を持っています。
これに対し、賈幼陵局長は、「中国は、この3件の感染例の感染者が住む地区に対し、現場調査を行い、その飼っている家禽を検査したが、高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出できなかった。今現在、中国の農業省や衛生省はいずれも感染の原因を特定していない」と明らかにしました。
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