中国では渡り鳥などの野生動物による鳥インフルエンザ感染に対する観測を強化するため、8日、東北の瀋陽市郊外に動物の疫病とその感染源を観測するためのステーションが設置されました。
このステーションは、渡り鳥の移動習慣に基づき、その越冬地と生息地など集中活動する地域、河と湖などでの渡り鳥に対する長期的な観測と保護の活動を強化していくことにしています。
渡り鳥は高病原性鳥インフルエンザなどのウイルスを携帯する重要な媒体でもあり、ここ数年の高病原性鳥インフルエンザの発生地点の周辺にはほとんど河川と湖があり、渡り鳥の移動時期での感染が注目されてきました。
渡り鳥の移動コースとしては中国は世界でも重要な位置にあり、中国を経由して移動する鳥の種類は600種余りで、世界総数の20%を占めています。
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