スーダン政府とダルフール地区の二つの反政府武装勢力の代表が、AU・アフリカ連合の枠組み内でのダルフール危機の最終的解決ルートを見出すため、29日ナイジェリアの首都アブジャで、第7回和平交渉を始めました。
アナン国連事務総長は、これに歓迎の意を表し、この和平交渉の斡旋者であるAUも、これに代表を派遣しています。
AUの高官によりますと、今回交渉では、ダルフール地区の権力と資源の共有、この地区の治安、人道的危機の解決などの問題を含むダルフール紛争解決のための政治ルートの問題が主に討議されているということです。
同じく29日、アナン国連事務総長は声明を発表し、ダルフール問題における各側が、和平交渉を回復したことに歓迎の意を表すと共に、AUと国連のスーダン駐在特別代表団と協力して、一日も早く、公正、かつ全面的な和平協議に達するよう今回交渉に参加した各方面側に呼びかけました。
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