農業部獣医局の李金祥副局長は21日、各国の在中国大使館・領事館や、国際機関の中国事務所に向けて、中国大陸部の鳥インフルエンザ対策の状況を通知した。
李副局長によると、大陸部では今年に入って以来、9つの省・自治区で鳥インフルエンザが21件発生した。うち、青海省では渡り鳥の感染例が1件見つかった。現在はいずれも効果的に抑制されている。内蒙古自治区呼和浩特(フフホト)市、安徽省天長市、湖南省湘潭県では、感染がすでに収まり、感染地域の封鎖は解かれ、住民の生産活動や生活は秩序を保ち良好に行われている。
鳥インフルエンザの発生後、農業部はすぐに衛生部門や検疫部門に関連状況を報告し、メディアを通して社会に感染状況を発表した。また、香港や澳門(マカオ)の関係部門、国連食糧農業機関(FAO)、各国の在中国大使館・領事館にも通知した。また、農業部獣医局の賈幼陵局長(国家首席獣医官)も個人の身分で国際獣疫事務局(OIE)に通知した。海峡両岸農業交流協会は、台湾の関係部門に通知した。農業部は今後も引き続き、関連の国際機関や国家・地域に向けて、鳥インフルエンザの感染状況や予防・治療状況を迅速に伝え、交流と協力を強化し、全世界の鳥インフルエンザにともに対応していくとしている。
李副局長によると、農業部は今後「重大動物感染症緊急対策条例」に基づいて、緊急対応マニュアルの整備を進め、突発的な動物感染症に対する緊急システムの構築、整備を進めていく。(編集SN)
「人民網日本語版」
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