ブッシュ大統領は、11日、2003年のイラク戦争を発動するため、自分がサダム政権の脅威を故意に誇張したことを再び否認し、これに関する国内外の非難は、根拠なきもので無責任な行為だと語りました。
一方、AP通信と世論調査会社IPSOSが実施した最新のアンケート調査で、57%のアメリカ人がブッシュ政権の道徳レベルを疑っていることが分かりました。
これによりますと、ブッシュ政権のイラク戦争処理方式が、日増しに多くの国民に疑われる一方、ホワイトハウスの高官がCIA・中央情報局の工作員身分漏れ事件に巻き込まれたことなどで、回答者の過半数がブッシュ政権の道徳レベルが高くない、ブッシュ本人も正直ではないと見ていると同時に、82%の回答者がブッシュ氏を「頑固もの」と見ているとのことです。
ブッシュ大統領の支持率は37%に留まっており、任期内で最も低い数字になっています。
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