中国の薄熙来商務相は8日、イギリスのロンドンでアメリカのポートマン貿易代表と『中華人民共和国とアメリカ合衆国の紡織品と服装貿易に関する了解覚書』に調印しました。

　この了解覚書によりますと、2006年1月1日から2008年12月31日までの3年間、中国側はアメリカ輸出品のうち21種目の数量を制限します。2006年度の輸出量は2005年度アメリカの中国からの輸出量と同じ、2007年と2008年は前年度の協議数量に従うとのことです。

　これに対して、中国商務省のスポークスマンは、「この覚書は、中米両政府の平等互恵との立場で、7回の交渉に亘り達成した協議だ。紡織品問題の解決は、中米両国の共同利益に符合し、双方の企業によい環境を提供し、両国間の貿易の平穏な発展にプラスになる」と語りました。