青海省民和回族自治県の喇家遺跡は、現在国内で唯一、災害の形跡を留めた遺跡として知られる。同遺跡では2002年の発掘で、4千年前に作られたとみられるめんが見つかった。発掘関係者の蔡林海氏(青海省文物考古研究所)によると、出土した時、めんは伏せられた陶器の碗の中にあった。碗の中は後から入り込んだとみられる泥でいっぱいで、この泥が碗を密封する働きをしたため、めんが今まで残ったとされる。専門家の鑑定により、このめんはアワで作られたものだとわかった。喇家遺跡は今から約4千年前のものであるため、このめんは今までに発見された最も古いめんということになる。
写真(左):喇家遺跡から出土しためん
写真(右):出土した碗と、碗の中に残っていためん
「人民網日本語版」
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