中国東北部遼寧省の阜新市と錦州市の管轄下にある二つの村ではH5N 1型高病原性鳥インフルエンザが発生したことが確認されました。
これは、9日に国家鳥インフルエンザ実験室が確認したもので、それによりますと、今月の6日以来、阜新市郊外蒙古族自治県の朝陽寺村と錦州市南站新区の大嶺村の二つの養鶏場で鶏が大量に死亡したことを受けて、遼寧省関係部門は、初歩的な診断の結果、これは高病原性鳥インフルエンザの感染だとした上で、直ちにこのサンプルを国家鳥インフルエンザ実験室での診断に送ったものです。
現在、地元政府はすでに農業、医療衛生などの部門を組織し、免疫、処分、焼却、消毒など一連の緊急対策を進めています。
また杜青林農業相は9日、北京で開かれた緊急会議で、鳥インフルエンザの免疫状況を評価し検査して、免疫効果を確保すると共に、ワクチンの生産と管理を強化するよう各地方政府に要求しました。
この会議は、各部門の間と各地域の間の協力メカニズムを確立し、疫病への観測活動と関連の報告提出を強め、衛生、検査と工商など部門との協力を強め、疫病発生を適時に発見し、それを正確かつ客観的に報告すること、また、鳥インフルエンザの蔓延を防ぐため、早く発見し、早く応対措置を取り、厳しく処分することなどの指示を出しています。
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