上海市中心部を流れる黄浦江沿いの一等地・陸家嘴に新築された高級マンション「湯臣一品」が4日、発売された。同市では不動産市場の低迷が続いているが、「湯臣一品」は平方メートル当たりの平均単価11万元で、これまでの最高値である「華府天地」の平均単価5万8千元の倍近くをつけた。これは上海市だけでなく、中国大陸部全体をみても最高単価となる。さらに、米ニューヨーク市マンハッタン地区のマンション平均価格も上回る。マンハッタンのマンション平均単価は4平方メートル当たり約6万4千元で、しかも下落傾向にあるという。
「湯臣一品」は黄浦江沿いの濱江大道に面し、道路を隔てて市内トップクラスのオフィスビル「花旗集団大厦(シティグループビル)」と向かい合う。敷地面積は2万平方メートル余り、緑化面積はその50.6%に当たる1万平方メートル余りに上る。建物は40階建て2棟、44階建て2棟からなり、最も高いところで150メートルある。延床面積は14万平方メートル、投資総額は20億ドルに達する。
販売担当者によると、購入希望者は事前に名刺を渡す必要があり、会社側の審査を経て、初めて見学日時を予約できる。関係者によると、見学者は個人資産4千万元以上の希望者に限定するという。(編集UM)
「人民網日本語版」
|