日本の前原誠司民主党代表は30日午前のテレビ報道番組で、このほど採択された集団的自衛権を容認した自民党の新憲法草案について、「海外での武力不行使を確認することが重要だ」と強調しました。
28日採択された自民党の新憲法草案では、自衛隊の自衛軍への格上げと、この自衛軍は世界平和確保のための国際協力を展開できると規定していますが、これについてマスコミは、これは日本の海外での武力行使に道を切り開いたものだとしています。
これを受けて前原民主党代表は、「戦争の放棄、海外での武力不行使を確認することが何よりも重要だ。集団的自衛権をどこまで認めるかという議論を同時に行わないと国民の理解を得られない」とのべ、現行憲法9条第一項の「戦争放棄」を維持すべきだとの見解を強調しました。
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