一ヶ月にわたる「中国文化祭」が明日・10月1日から、アメリカの首都ワシントンで開幕される予定です。このイベントには900人余りの中国芸術家がアメリカ国民に中国風の文化芸術を展示することになっています。そこで、今日はこの中国文化祭についてお話しましょう。
今回の中国文化祭は中国文化省とアメリカのケネディ芸術センターが共同主催したもので、アメリカの史上最大規模の中国文化を紹介する催しだと見込まれています。
中国文化省の関係作業を担当する蒲通さんの話では、今回の中国文化祭は豊富多彩なもので、内容から表現までその独特な様式があるとのことです。蒲通さんはまた、(録音効果入り)「今回のケネディ芸術センターで行われる中国文化祭のために、私たちは、30余りの出し物を用意しており、その内容をより豊富にさせるよういろいろ工夫した。今回で披露される出し物は現在、中国の芸術創作の最高レベルを代表していると思う。我々は、今回の中国文化祭の開催によって、中米両国民の相互理解を一層深め、両国民の友好を促進するだろうと信じている」と述べました。
紹介によりますと、今回の文化祭は43の演出と八つの芸術展示会があり、それは全て中国のトップレベルの芸術団体や芸術家によって製作されたものです。その内、中国の京劇の最高レベルを代表する中国京劇院が披露する代表的な京劇「楊門の女将軍」、長い歴史を持つ北京人民芸術劇院が出演する、中国人でお馴染みの新劇「茶館」などの知名度が高い出し物があります。このほか、兵馬俑本体の展示会、ファッションショーなどのさまざまな関係活動が行われ、孫家正文化相もアメリカの文化・マスコミ界の知名人を対象に、「現代の中国文化への追求と夢」と題する講演を行うことになりました。
10月1日は、中国の国慶節ですが、中国文化祭は「北京文化週間」という副題で始まり、開幕式の演出を含む多くの内容があります。北京市政府報道弁公室の王恵主任は、「われわれは、アメリカのケネディー芸術センターで北京文化週間の『魅力ある北京、人文オリンピック』をテーマとして、総合的な演出、展覧会、講座など14の活動を行い、北京が世界の文化センター、著名な古都、近代的な都市としてのイメージを展開し、これにより、アメリカ人の北京への理解を深めるつもりだ」と述べました。
また、王恵主任は、「北京文化週間は北京を主としており、その内、『魅力ある北京、文人オリンピック』の展示では、北京の古い文化、歴史と人文、都市の姿を展示する写真80枚や2008北京オリンピックの準備状況を展示する写真も40枚披露する。また、北京オリンピックの競技会場の模型、マルチメディアテレビもあり、観衆がそのスクリーンに触れて、北京のことを知ることができる。このほか、北京文化週間は中国の京劇、サーカス、民族音楽について、それぞれ講座や専門的な演出をし、これにより、アメリカ人は中国の伝統的な文化を十分に堪能することができる」と述べました。
伝えられるところによりますと、ケネディー芸術センターは5月から中国文化祭のキャンペーンと入場券の販売を始めています。現地からの知らせによれば、会場40近くの観衆は今回の中国文化祭に参加し、また100万以上のアメリカ観衆は実況中継とインターネットを通じてこのイベントに参加するということです。
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