北京を訪問している台湾の学者・作家の李敖氏は21日午前、北京大学で講演し、同大学の教員や学生など約500人が出席した。講演終了後、北京大学は李氏に、講演記念碑、李氏の父親・李鼎彜氏の学籍証、北京大学が出版した最新刊などを贈った。李氏は返礼として、父親の北京大学卒業証書を贈った。
李氏はその後、北京大学図書館を見学。同学を去る前に、学内の病院でガンの入院治療を受けている学生、呉子尤さんを見舞った。呉さんは今年15歳で、李氏の作品のファンでもある。呉さんは数カ月前に、自身の状況を書いた手紙を李氏に送っていた。
李氏一行は午後3時半ごろ、北京市・教子胡同の法源寺を見学した。千年の歴史を持つ法源寺を題材にした李氏の小説「北京法源寺」は、かつてノーベル文学賞にノミネートされたこともあるが、本人が法源寺に足を踏み入れるのは今回が初めて。(編集SN)
「人民網日本語版」
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