ニューヨークの第60回国連総会に出席中の中国の李肇星外相は20日、アメリカのライス国務長官と会談を行い、双方は共に努力し、両国が達成した重要な合意を真剣に履行し、建設的な協力関係の健全で安定した発展を推し進めていくと表明しました。
李肇星外相は「台湾問題は中米関係での最も敏感で重要な問題である。中国側は、ブッシュ大統領が胡錦濤国家主席との会談で、『一つの中国』政策の堅持と中米間の三つの共同コミュニケの遵守を改めて表明したことを賞賛し、アメリカ側は約束を守り、台湾海峡の平和安定や中米関係の大局を共に維持していくよう希望する」と述べました。
これに対し、ライス国務長官は「一つの中国」政策を変えることなく堅持していくというアメリカ政府の姿勢を改めて示しました。
ニューヨークの第60回国連総会に出席中の李肇星外相はまた、レバノンのシニウラ首相、スペインのモラディノス外相、韓国の潘基文(パン・ギムン)外交通商相、アラブ諸国連盟のムーサ事務局長、エジプトのゲイト外相などとそれぞれ会談を行い、二国関係や共に関心を寄せる国際や地域問題について意見を交換しました。
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