イランのラリジャニ首席交渉代表は20日、テヘランで、「イランの核問題を国連安保理に付託すれば、イランは必ずNPT・『核拡散防止条約』から脱退する」と警告しました。
イランのこの態度は、イランの核問題を国連安保理に付託するというEU・欧州連合の提案に対して出されたものです。
EUは20日、IAEA・国際原子力機関理事会にイランの核問題に関する決議草案を配布し、イランの核問題を国連安保理と国連総会に付託するようIAEAに要求し、また、イランが法律により、査察を禁止している一部の核施設に対し、IAEAの査察を許すよう国連安保理に要求しました。
アラブ連盟は当日カイロで声明を発表し、引き続き交渉を通じてイランの核問題を解決するよう呼びかけました。
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