ウクライナ保安庁のトゥルチノフ元長官は15日、キエフで開かれた記者会見で、「ユーシェンコ大統領の中毒事件は未だに確認されていない」と述べました。
トゥルチノフ元長官は、「ウクライナ法律の規定に基づき、医療鑑定は自国の専門家によって検査した後出さなければならない。しかし、ユーシェンコ大統領は必要な検査を受け、医療鑑定の証明書を取ることを拒否している。一方、外国の医療機関が提出した文書はその中毒を証明するには証拠が足りない」と述べました。
2004年9月、大統領選挙に出馬していたユーシェンコ氏は体の不調を訴えた原因調査のためオーストリアの病院に入院し診察と治療を受けました。その後選挙対策本部は、「ユーシェンコ氏は中毒になった」と発表していました。
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