イラク国民議会は28日、憲法起草委員会が当日に提出した憲法草案を承認しました。国際社会はイラクの憲法草案の発表を歓迎しています。
国連のアナン事務総長は祝賀の声明で、イラクの社会各界と各政治団体に全国的な和解の精神に基づき引き続き団結し、まもなく行われる国民投票に良好な基礎を打ち固めるよう呼びかけており、また「国連は引き続きイラクの人々の和平的で民主的な統一した国の建設に援助を提供していく」と表明しました。
EU・欧州連合の輪番議長国であるイギリスは声明を発表し、「イラクの憲法草案の発表はイラクの政治プロセスの一里塚である」としています。
アメリカのブッシュ大統領は当日テキサスで、「イラクの復興プロセスで意見の食い違いがあるのは正常なことである。イラクの人々がともに努力し、正式の憲法を制定することができるものと信じている」との考えを示しました。
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