全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は28日、北京で、中国の立法機構である全人代及びその常務委員会が、『個人所得税法』改正案における個人所得税課税基準について、初めての公聴会を開く予定で、各方面の意見を幅広く聴取することにしています。
これは、呉邦国委員長が当日閉幕した第十回全人代常務委員会第17回会議で述べたものです。『個人所得税法』改正案はこの会議の開催期間中で、審議に出されたもので、改正案は個人所得税の課税基準を引き上げ、また、中国国民の収入配分の格差を縮めるため、高所得者への税金徴収の度合いを強化しています。
呉邦国委員長は、今回の公聴会は、全人代常務委員会が法制定の透明性を強め、法制定の合理化、民主化を一層推し進める上での試みだと述べています。
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