中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
アメリカ軍はイラクで4年間駐留可能
   2005-08-22 14:43:28    cri
    アメリカのピーター・スクーメイカー陸軍参謀総長は、20日「イラク駐留アメリカ軍は今の規模を保ったままで、2009年まで駐留可能である」と発表しました。

    スクーメイカー陸軍参謀総長はアメリカのメディアのインタビューを受けた際、「アメリカ軍は、すでに来年イラクに駐留する補助部隊の配置を計画した。今の段階では、2007年から2009年までの計画を立てている。目的は、イラク駐留アメリカ軍が今の軍事能力を保つことにある。アメリカ軍はもっとも厳しい状況を予測して、これから数年間の駐留軍の規模を計画したものだ」と表明しました。

    現在アメリカ国内で政府がイラクから軍隊を撤退させるよう呼びかける人が多数にもかかわらず、国防省の高官は、「来年からイラク駐留アメリカ軍の人数を減らす」と示しました。しかし、スクーメイカー陸軍参謀総長の表明は、アメリカ軍はイラク駐留軍の人数増を準備していることを意味しています。関係者は、「イラク国内で相次いで発生している反米武装勢力の衝突に直面しても、アメリカ軍がイラクから撤退しない原因は二つある」と指摘しました。

    第一は、アメリカ軍はイラクの民主化プロセスに有利な条件を与えるため、人数の多い軍隊によって地域の安定を保ちます。これに先立って、アメリカ軍の関係者は、「来年イラク駐留アメリカ軍は一部を撤退させる可能性がある。しかし、イラク憲法の草案は近いうちに出来上がり、国民投票で可決され、更にこの憲法に従って、イラクの新政府を選出しなければ撤退しない」と明らかにしました。今の状況から見ると、予測どおりにこの目標を実現させることはとても困難です。このため、アメリカ軍は撤退せずに兵士を増やしていきます。イラク駐留アメリカ軍がイラクに主権を移譲する時と今年初めに行われたイラク総選挙の時のいずれもアメリカ軍は兵士を増やす政策を取ったということです。

    第二に、アメリカ政府は、「イラクを含む国でテロリストの撲滅作戦を行い、アメリカ国内で襲撃の発生を予防できる」と見ています。このことから、アメリカ軍はイラクでのテロ取締りを強めなければなりません。アメリカ国防省はこのほど、「この2年半で武装勢力はイラクをテロリストが訓練を行う場所に変えた。それに武装勢力は地元のテロリストと一緒になって、大きな力を持つようになった。アメリカは一日も早くこれらのテロ組織を撲滅しなければなりません。

    イラクの緊迫した情勢に直面しても、ブッシュ大統領は相変わらず軍の撤退に言及しません。ブッシュ大統領はこのほど行った演説で、「アメリカがイラク戦争を起こしたことは、アメリカ国民の安全を確保し、"9.11"同時多発テロ事件の再発を予防するためだ」と表明しました。しかし、最近のアンケート調査によりますと、国民はますますブッシュ政権がイラク戦争に関するやり方に反対しているということです。

イラク
v イタリア、イラクから前倒しで撤兵を決定 2005-08-14 16:34:57
v イラク駐在エジプト外交官が拉致され 2005-07-04 13:31:06
v <イラク>イラク人による管理 実現は困難 2005-06-29 16:36:01
v 駐留米軍 イラクで歓迎されず 2005-05-24 16:14:06
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |