国内最大の電子商取引サイト運営会社の阿里巴巴(アリババ・ドット・コム)と米インターネットサービス大手のヤフーは11日、ヤフーが阿里巴巴に10億ドルを出資して阿里巴巴の株式の40%を取得するとともに、阿里巴巴がヤフー中国の全資産を買収することを北京、日本・東京、米のシリコンバレーの3カ所で発表した。
今回の買収劇は、中国のインターネット史上最大のものだ。買収により、ヤフー中国の全業務が阿里巴巴に譲渡され、阿里巴巴は中国におけるヤフーブランドの無期限独占使用権を獲得した。
阿里巴巴董事局の馬雲主席は「阿里巴巴は世界で最も優れた電子商取引サイト運営会社を目指している。電子商取引は検索エンジンと絶対に切り離せない。検索エンジンは電子商取引の一部分だ」とした上で、「ヤフーの進んだ検索技術を利用して、阿里巴巴は充実した信用システム、市場システム、決済システム、検索システムをうち立てていく」と述べた。
阿里巴巴は杭州市で誕生し、現在では世界最大の企業間(BtoB)電子商取引運営サイトになった。ユーザー企業は800万社を超え、世界各地の企業に毎日810万件の商業取引情報を提供し、米経済誌「フォーブス」の「世界で最も優れたBtoBサイト」に5年連続で選ばれた。(編集KS)
「人民網日本語版」
|