レバノンのラフード大統領は10日、レバノン訪問中のパレスチナのアッバス議長と会見した際、パレスチナ人民の合法的権益を必ず保障しなければならないと強調しました。
ラフード大統領は、「パレスチナ人民の合法的権益が保障されない情況の下で、アラブ諸国とイスラエルとの衝突を公正かつ全面的に解決することはできない」と指摘した上、「パレスチナ人には自分の故郷に戻り、自らの独立した国家を設立する権利があるとレバノン側は一貫して主張している」としています。ラフード大統領は更にレバノン新政府はパレスチナ自治政府との連携を強化していきたいと表明しました。
国連難民高等弁務官事務所の統計によりますと、現在、レバノンに滞在しているパレスチナ難民の数はおよそ40万人近くなるとのことです。
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