イラン原子力機構のセエディ副局長は8日、「イランは当日、イスファハン付近にある核施設でウラン転換作業を再開した」と発表しましたが、これを受けて各国はそれぞれ反応を示しています。
イラン当局は。当日、イランは引き続きEU・欧州連合と交渉し、ウラン濃縮活動凍結の承諾を遵守していくと表明した上で、濃縮活動の前段階である今回の転化活動の再開は、ウラン濃縮活動とはかかわりはないとしています。
IAEA・国際原子力機構のエルバラダイ事務局長は、これに遺憾の意を示しました。
国連のアナン事務総長はイランのアフマデネジャド大統領に電話をかけ、イラン政府は核計画では自制を保ち、引き続き交渉を通じて核問題を解決するよう求めました。
イギリスのピルソン外相は、イランのこの決定には深刻な憂慮を示すとの声明を発表しました。
フランスのブラジ外相とドイツのフィッシャー外相は、EUとの交渉を再開するようイランにそれぞれ呼びかけました。
アメリカ国務省のエレリー副報道官は、「イランのこの行動について、アメリカは関連部門と協議していく」と強調しています。
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