第25回世界人口会議が18日フランス中部の都市トールで開幕しました。110の国からきた2000人余りの人口統計学者や専門家がこの会議に出席しました。
ホスト国であるフランスの高等教育研究担当の閣僚級代表グランデ氏は、この開幕式で、「今回の会議は、世界人口の増加、人口の老齢化及び社会保障システムなどの課題を主な内容としている」と述べました。
EU・欧州連合の就業と社会事務担当のシピデラ委員は、開幕式で挨拶し、「専門家の予測によると、今年の年末には、世界の総人口は65億に達し、2050年になると90億を突破する可能性がある。世界人口の増加に対して、欧州の人口はむしろ減少しており、一部の国ではマイナスになっているところもある。これによってもたらされる老齢化問題について国際社会は大きくな関心を払わなければならない」と述べました。
今回の会議は、23日閉幕することになっています。
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