第二次世界大戦終戦後、日本軍が兵器を戦場に遺棄した犯罪行為を非難するドキュメンタリー「苦い涙の大地から」の監督・海南友子女史は17日東京都渋谷区で講演を行い、「日本のマスコミは第二次世界大戦の歴史を報道するに当たって、日本が他国を侵略したという事実を隠蔽している」と非難し、中国が「反日教育」を行っているという言い方に反駁を加えました。
海南友子女史は、渋谷区日中友好協会の第55回年次総会で「苦い涙の大地から」が放映された後、講演を行ったものです。海南女史はさらに「終戦60周年を迎えるに当たって、日本のマスコミは戦争に関する報道を増やしている。しかし、その多くは、日本が被害者であることに集中され、日本が他国に加害したことをほとんど報道していない。こうしたやり方はとるべきではない」と述べました。
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