今年の各経済指標を見ると、物価指数が昨年同期に比べて大きく変動しています。1~5月の消費者物価指数(CPI)の前年同期比上昇率は2.4%、前年同期のCPI上昇率は3.3%でした。国家発展改革委員会マクロ経済研究院の王一鳴副院長はこれについて、「インフレ圧力は現在、ある程度緩和した」と分析しました。
物価の変化をリアルタイムに反映する前月比のCPI動向を見ると、今年3月から3カ月連続でマイナスとなっています。3月のCPIは前月比0.9%減少し、4月は同0.3%、5月は0.2%それぞれ減少しています。3カ月連続の減少により、一部の経済学者はデフレも懸念しています。王副院長は、「CPI回復の主な原因は、食品価格の増加幅の落ち込みだ。中国のインフレ圧力は現在ある程度緩和したが、これによるデフレの出現は決して断言できない」と説明しました。
「人民網日本語版」
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