中国の胡錦涛国家主席は5日、カザフスタンの首都アスタナで、上海協力機構首脳会議に参加しているウズベキスタンのカリモフ大統領とキルギスのバキエフ大統領代行とそれぞれ会見しました。
カリモフ大統領との会見で、双方は中央アジア地区の情勢について話し合いました。その際、胡錦涛国家主席は、「中国は一貫して、ウズベキスタン等の中央アジア諸国が自ら選んだ発展の道を尊重し、これらの国々が国の安全保障や地域の平和と安定のために払った努力を支持している」と表明しました。カリモフ大統領は中国の中央アジア地区に対する政策を高く評価し、中国側と共に両国間や上海協力機構など多国間枠組み内での協力を強化し、地域の安定を維持し、共同の発展を促進していくとの姿勢を示しています。
胡錦涛国家主席はバキエフ大統領代行と会見した際、「中国とキルギスが安全保障面での協力を強化することは、中央アジア地区の安定を維持する面で重要な意義を持っている。中国は、キルギスとの両国関係を非常に重視している」と述べました。
これに対し、バキエフ大統領代行は、「キルギスは、上海協力機構に対する態度と両国の友好協力関係発展を堅持する方針を変えることはないだろう」と明らかにしています。
|