カザフスタンを訪問中の中国の胡錦涛国家主席は4日の午後、首都アスタナの宿泊先で、インド首相を代表して「上海協力機構サミット」にオブザーバーとして参加したインドのシン外相と会見しました。
胡錦涛国家主席は席上、まず、インドが「上海協力機構」のオブザーバーとなったことに祝賀の意を示したあと「中国側はインド側と密接な協調と協力を行い、『上海協力機構』の活動と地域協力を強化させるために、共に努力していくつもりだ。現在、両国関係の発展は重要な契機に直面している。双方は有利なチャンスをつかんで、善隣友好と互恵協力を推進させ、両国の戦略的協力パートナーシップを絶えず充実にさせていくべきだ。」と述べた上で、「上海協力機構」を両国の友好協力強化のための場にしていくよう希望しました。
これに対し、シン外相は「インド側は中国との協力及び多国間協力を一段と拡大していきたい」と述べました。
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