中国の胡錦涛国家主席は5日、カザフスタンの首都アスタナの宿泊先で、「上海協力機構」首脳会議に出席しているイランのアレフ副大統領と会見しました。
席上、胡錦涛国家主席はまず、イランが「上海協力機構」のオブザーバーになったことに祝賀の意を表した上で。中国とイラン両国の関係に触れ、「中国とイランとの関係を発展させることは、双方の共同の利益に合致する。中国は、イラン側と共に、各分野や各レベルにおける友好交流と協力を強化し、国際機構と地域機構での強調と協力を進めると同時に、双方が、両国の経済協力を新たなレベルに引き上げることを希望している」と述べました。
これに対し、アレフ副大統領は、「中国は、イランの外交政策において重要な地位を占めている。イランと中国との関係発展には大きな潜在力がある。イランは、より多くの中国企業がイランの経済建設に全面的に参与し、双方の人的往来や文化教育など分野での協力を推し進めることを歓迎する」と表明しました。
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