中国の名門校・清華大学出身の盧庚戌(作曲・作詞担当)と繆傑(ボーカル)から結成された大陸の人気ユニット「水木年華」。アルバム『生命狂想曲(生命の狂想曲)』をリリースして以来1年が経ちましたが、その間、「水木年華」はニューアルバムの準備にたゆまぬ努力を払っていました。2007年4月12日、ニューアルバムのレコーディングはようやく完了し、アルバムのタイトルも『双重幻想(ダブル・ファンタジー)』とつけられました。
アルバムについて
今回のアルバムは、今までの路線を踏襲せず、「世界風」という新しいジャンルを打ち出しています。ここ2、3年流行っている「中国風(中国の伝統楽器の音色や曲調を現代風にアレンジ)」に対し、世界各地の音楽要素を取り入れるのが、この「世界風」の特徴となっています。異なる地域の異なる文化を集め、それを「水木年華」独特の音楽スタイルと融合させています。『双重幻想(ダブル・ファンタジー)』は、ファンたちの期待にこたえる力作となっています。
【お勧めの曲】
『借我一生(一生を借りて)』:盧庚戌の10年前の作品で、今回、アルバムのお勧めナンバーとして披露しました。盧庚戌が書店をぶらぶらしながらメロディーを口ずさんでいたところ、ふと、中国の有名な詩人・余秋雨の詩『借我一生』が目に入り、曲のタイトルを決めたそうです。中国の笛とアイルランドのバグパイプの音色を取り入れた一曲です。
『莫斯科的黄昏(モスクワの黄昏)』:小さいころから親しんできたロシアの民謡を取り入れた曲です。
『破砕的心(潰された心)』:日本の民謡からインスピレーションを得て、哀愁を込めた1曲となってます。10年前に経験した片思いの恋からインスピレーションを得たそうです。
『別哭、我最愛的人(泣かないで、僕の恋人)』:80年代の実力派歌手・鄭智化の名作のカバー曲。「水木年華」の特徴を取り入れた新しいアレンジとなっています。
【曲目】
1.『直到看見大海(海にたどり着くまで)』
2.『Listen To My Heart』
3.『借我一生(一生を借りて)』
4.『莫斯科的黄昏(モスクワの黄昏)』
5.『破砕的心(潰された心)』
6.『冷酷仙境(冷酷な仙境)』
7.『少年往事(あのころ)』
8.『夜風里的[王攵][王鬼](夜風にそよぐバラ)』
9.『別哭、我最愛的人(泣かないで、僕の恋人)』
10.『水仙』
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