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第26回香港映画金像賞受賞者一覧
   2007-04-27 15:11:25    cri

 4月15日、第26回香港映画金像賞の授賞式が香港で開催されました。香港映画金像賞は、今年で26回目を迎え、香港のアカデミー賞のような存在です。どの作品が、どの俳優が受賞するのか、授賞式では、どんなパフォーマンスが楽しめるのか?毎年、人々の関心を集めている映画祭です。

 

 今年金像賞の主な受賞者・受賞作品は以下のとおり:

 最優秀映画:父子(父子)

 最優秀監督:譚家明(パトリック・タム)《父子》

 最優秀脚本:譚家明、田開良(ティエン・カイリヤン)《父子》

 最優秀主演男優:劉青雲(ラウ・チンワン)《我要成名》

 最優秀主演女優:鞏俐(コン・リー)《満城盡帶黄金甲》

 最優秀助演男優:呉景滔(ン・ギントー)《父子》

 最優秀助演女優:周迅(ジョウ・シュン)《夜宴》

 最優秀新人:呉景滔(ン・ギントー)《父子》

 最優秀撮影:劉偉強(アンドリュー・ラウ)、黎耀輝(ライ・イウファイ)《傷城》

 最優秀編集: [廣β]志良(コン・チーリョン)《墨攻》

 最優秀美術監督:霍廷霄(フオ・ティエンシャオ)《満城盡帶黄金甲》

 最優秀衣装デザイン:奚仲文(ハイ・チョンマン)《満城盡帶黄金甲》

 最優秀アクションデザイン:袁和平(ユエン・ウーピン)《霍元甲》

 最優秀音楽効果:Nakom Kositpaisal《鬼域》

 最優秀視覚効果:呉[火玄]輝、鄒志盛、余國亮、林洪峯《鬼域》

 最優秀映画音楽:金培達(ピーター・カム)《伊莎貝拉》

 最優秀主題歌:菊花台(満城盡帶黄金甲)作曲:周杰倫・作詞:方文山・歌:周杰倫

 新人監督:呉彦祖(ダニエル・ウー)《四大天王》

 最優秀アジア映画:千里走単騎(単騎、千里を走る)

 

 パフォーマンス:Alive、張[青見]穎、周杰倫、陳奕迅、[登β]麗欣&劉心悠&方力申&楊淇、袁詠儀…

 【説明】

 この受賞者・受賞作品を見れば、いまの中華圏の映画作品の旬がわかります。

 まずは、最優秀主演男優賞。受賞したのは、香港の名優、劉青雲(ラウ・チンワン)。非常に味わい深い演技をする方で、コメディのイメージが強いですけど、日本では、1993年の「つきせぬ想い」という作品で一気にブレイク。今回は、『我要成名(仮題:私の名前は有名人)』という作品で主演男優賞受賞となりました。俳優歴20年、これまで数多くの話題作で主演を務め、内外の映画賞でたびたび受賞していますが、そのキャリアに花を添える受賞となりました。

 主演女優賞を受賞したのは、おなじみ、中国大陸の女優・鞏俐(コン・リー)です。今回は、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の新作映画、「満城尽帯黄金甲(黄金の鎧)」で受賞となりました。映画の中では、皇帝にそむく皇后役、という力強いヒロインを見事に演じきっていました。最近は「SAYURI」とか「マイアミ・バイス」とか、ハリウッド作品が続いていましたが、やっぱりコン・リーの皇后役というのは絶品。特に、チャン・イーモウ監督作品は「上海ルージュ」以来実に10年ぶり。2人のファンとしてはうれしかったです。

 ちなみに、この香港映画金像賞主演女優賞ですが、3年連続、大陸の女優が受賞しています。チャン・ツィイー、ジョウ・シュン、そして今回のコン・リーと。このところ、大陸と香港の映画界では盛んに交流が行われていますし、これからも、大陸の女優たちがますます活躍してくれるんじゃないかと思います。

 最も優れた映画作品に贈られる賞ということで、最も注目を集めたのは、この最優秀作品賞です。今回受賞を決めたのは、香港四天王のひとり、アーロン・クォック主演の「父子」という作品です。この作品は、最優秀作品賞のほか、脚本賞、監督賞、助演男優賞、新人賞の主要5部門を独占し、今回の金像賞で圧倒的な強さを見せました。この「父子」が5部門で受賞した理由は、いくつかあると思いますが、なんといっても、作品自体の素晴らしさでしょう。80年代に一世を風靡した香港の映画監督、パトリック・タム監督が、17年ぶりにメガホンをとった作品で、さすが、ウォン・カーウアイやジョニー・トーが師匠と仰ぐ名監督だけあって、ストーリーや演出も洗練されていました。そして、主人公を演じたアーロン・クオックがいい演技を見せ、物語を盛り上げていました。彼はエネルギッシュなイメージがありますが、今回は退廃的な男を見事に演じ上げ、作品賞受賞に一役買っていたと思います。アーロン自身の主演男優賞受賞はなりませんでしたが、彼の演技は最高に光っていました。また、アーロンの息子役を演じたン・キントーくんが最優秀助演男優賞と新人賞をダブル受賞しています。キントーくんも、この映画にとっては大きな存在だったのではないかと思います。この作品は、今年の東京国際映画祭・アジアの風部門でも上映されています。日本でも機会があれば、ぜひご覧ください。(編集:ミン亦氷)

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