中国と日本の共同制作による舞台劇『下周村』が、北京の中国児童芸術劇院で上演されました。
この舞台劇は香港芸術祭組織委員会の要請で制作され、演出は、中国の李六乙氏と日本の平田オリザ氏が担当しました。中国の古代遺跡の発掘現場を舞台に、人々のさまざまな思惑を描いた作品です。
日本ではおなじみの舞台演出家・平田オリザさんが、中国現代劇ナンバー1の演出家・李六乙さんと共同演出を行うというだけでも、すごい企画だと見られています。今回の役者全員も、日本人・中国人が、それぞれ日本語と中国語で演じます。
平田さんと李さんはかねてから親交があったそうですが、共同演出は初めてということで、今までになかった斬新な舞台となったようです。
残念ながら北京公演のとき北京にいなかったので、見に行けなかったんですけど、2人の演出家の個性が同時に出ていて、化学反応が楽しめる舞台だったようです。この「下周村」は、3月の香港公演、そして今回の北京公演を経て、5月には東京公演も予定されています。「下周村ー花に嵐のたとえもあるさ」。日本公演は5月15日から20日まで、新国立劇場で行われます。詳しくは、新国立劇場のHPをご覧ください。
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