【キャスト】
斯琴高娃(スーチン・カオワー/主人公のおばさん役)
1949年生まれ、内蒙古自治区出身の蒙古族女優。
中国の女優といえば、国際的に有名なコン・リーやチャン・ツィイーを思い出すかもしれませんが、斯琴高娃は国内を拠点に活動を続けている実力派女優です。近年は、ドラマに立て続けに出演していて、高い評価も受けています。最近は、ドラマで、西太后役に挑戦したそうです。西太后は有名な歴史人物ですし、よほどの実力派じゃないと、西太后役はこなせないとよく言われています。ぜひ、斯琴高娃の演技に注目していただきたいです。
周潤發(チョウ・ユンファ/おばさんをだます詐欺師の男役)
香港のテレビ・TVB出身。テレビドラマ「上海灘(シャンハイ・バンド)」で人気を集め、映画「男たちの挽歌」などで大ブレイク。その後、「亜洲影帝(アジアの映画王)」と言われるほどの人気者となりましたが、過労で体調を崩し、しばらく休業していました。現在は、アメリカに移住し、ハリウッド映画への出演が中心となっています。去年、チャン・イーモウ監督の話題作「満城尽帯黄金甲(黄金の鎧)」で、久しぶりに中国映画に復帰しました。「黄金の鎧」では皇帝役でしたが、今回は久しぶりに、庶民的な役どころで、味わい深い演技を見せてくれています。
生年月日 : 1955年5月18日
出身地 : 香港
【主な出演作品】
1980年 「師[父/巴](チョウ・ユンファINワイルド・ギャンブラー) 」
1981年 「執法者(挽歌を吠う狼) 」「胡越的故事(獣たちの熱い夜 ある帰還兵の記録) 」
1982年 「巡城馬(ポストマン・ファイツ・バック) 」「獵頭(真夜中のヘッドハンター 殺人の報酬) 」
1983年 「上海灘(シャンハイ・バンド)」「花城(チョウ・ユンファ 終わらない愛を探して) 」
1984年 「傾城之戀(ラスト・ラブ 傾城の恋) 」「等待黎明(風の輝く朝に) 」
1985年 「何必有我(WHY ME ?)」「奇縁(サイキックSFX 魔界戦士) 」
1986年 「英雄本色(男たちの挽歌) 」「原振侠與衛斯理(セブンス・カース 七番目の呪い) 」
1987年 「秋天的童話(誰かがあなたを愛してる) 」「監獄風雲(プリズン・オン・ファイアー) 」「英雄本色2(男たちの挽歌2) 」
1988年 「老虎出更(タイガー・オン・ザ・ビート) 」「長短脚之戀(チョウ・ユンファ+ジョイ・ウォンのパラダイス・パラダイス)」
1989年 「阿郎的故事(過ぎゆく時の中で) 」「喋血雙雄(狼 男たちの挽歌・最終章) 」
「賭神(ゴッド・ギャンブラー) 」「大丈夫日記」
1990年 「吉星拱照(チョウ・ユンファのゴールデン・ガイ) 」「賭侠(ゴッド・ギャンブラー2) 」
1990年 「縦横四海(狼たちの絆) 」
1992年 「辣手神探(ハードボイルド 新・男たちの挽歌) 」「侠盗高飛(フル・コンタクト) 」
1993年 「我愛[才丑]紋柴(チョウ・ユンファ 恋のトラブルメーカー) 」
1994年 「花旗少林(フル・ブラッド) 」「賭神2(ゴッド・ギャンブラー 完結編) 」
1995年 「和平飯店(大陸英雄伝) 」「賭神3之少年賭神(ゴッド・ギャンブラー 賭神伝説) 」
1997年 「血仍未冷(リプレイスメント・キラー) 」
1999年 「安娜與國王(アンナと王様) 」
2000年 「臥虎蔵龍(グリーン・デスティニー) 」
2003年 「防弾武僧(バレットモンク) 」
2006年 「満城尽帯黄金甲(黄金の鎧)」
2007年 「姨媽的後現代生活(おばさんのポストモダン生活)」
【スタッフ】
監督:許鞍華(アン・ホイ)
中国で、高い評価を受けている監督の一人。彼女は1970年代から監督として活躍してきました。女性監督ということもあって、いろんな分野で活躍する女性に目を向けた作品を数多く撮ってきました。今回の作品も女性が主人公で、あるおばさんの日常を描いた作品です。
1996年の「スタントウーマン~夢の破片」(ミシェル・ヨー、サモ・ハン・キンポー主演)という作品は、日本でも紹介されている作品なので、アン・ホイ監督作品の入門編としておすすめです。 (編集:ミン亦氷) 1 2
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