
日本語題:夢遊ハワイ
英語題:Holiday Dreaming
【キャスト】
楊祐寧(トニー・ヤン)
1982年8月30日生まれ。実家はしゃぶしゃぶ屋だといいます。17~18歳からモデル活動を始め、MV、ドラマ、映画へと進出しました。俳優になる前はコックを目指していたようです。台湾のドラマ『クリスタル・ボーイズ』で一躍注目され、その後、映画デビュー作となる『17歳的天空(フォーミュラー17)』に出演したことで、金馬賞の最優秀新人賞を見事に獲得しました。
好きな俳優はトニー・レオン、アンソニー・ウォン、妻夫木聡など。
黄鴻升
台湾のアイドルユニット「丸子」のメンバー。最近、パーソナリティとしても活躍中。
【スタッフ】
徐輔軍監督
陳玉勲(チェン・ユーシュン)や徐小明(ツイ・シウミン)など有名な監督のもとで助監督を務めていました。今回の『夢遊ハワイ』が監督デビュー作となります。その前にテレビドラマ「新芽」を手がけたことで、台湾の金馬奨にノミネートされたこともあります。有望な新人監督といえます。
【主題歌】
黄舒駿(ウォン・シュージュン)/『夢遊(夢遊病)』
【ストーリー】
まもなく退役を迎える阿洲は、ある夜小学校のクラスメートだった欣欣が死んだ夢を見ました。欣欣は、当時、阿洲にやさしく接してくれた唯一の女の子でした。欣欣とは長年音信不通だったのですが、これをきっかけに阿洲は会いに行くことを決意します。丁度、その時、脱走兵事件が起こり、阿洲と戦友の小鬼は、脱走兵を捕まえるという任務を与えられました。しかし、彼らは任務そっちのけで、海辺で久々の休暇を楽しむことにしました。そして、阿洲はやっと欣欣を見つけることになるのですが…阿洲、小鬼、欣欣、3人の夏にいったい何が起こるのか?!
【レビュー】
タイトルを見ると、なんだかファンタスティックで気軽に見られそうな作品。タイトルどおり一風変った作品で、夢物語といったかんじがしました。意外ですが、ハワイとはまったく関係のない話なんです。映画のロケ地はほとんど台湾の海辺となっていて、イメージ的にハワイと似ているので、タイトルに「ハワイ」とつけたんだと思われます。
本作品は台湾のアイドル・楊祐寧(トニー・ヤン)の2作目の出演作品となりますが、彼はさりげない演技や無邪気な笑顔が魅力的だといわれています。
ちなみに、この映画は台湾の代表作品の一つとして2004年東京国際映画祭でも上映されました。
(編集:コオリ・ミン)
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