多くの家庭では、夕食が最も料理の充実するときとなり、この時間を非常に大切にします。でも、晩ご飯をいつ食べるか・・・については、あまり気を使わない人が多いようです。以下のような三点に注意したほうがよいといわれています。
第一、 夕食は出来るだけ早い時間に撮ること。人間が最も多くカルシウムを排出する時間帯は食事後4ー5時間後と言われます。夕食を遅く食べれば、その時間帯には、すでに睡眠に入っていることになります。そうなると尿が適時に排出できなくなり、尿中のカルシウムが絶えず増加し、堆積して小さな結晶になりやすくなります。その結果、結晶が次第に拡大し結石になりやすいのです。一般的には、午後6時ごろの夕食が最も適当と言われます。
第二、 精進料理を食べること。特に炭水化物が豊かな食物を主とするほうがいいようです。また蛋白質や脂肪類の食物は出来るだけ控えたほうがいいとされます。研究では、夕食に肉やタマゴ、ミルクなどの蛋白質を多く含む食品を食べ過ぎると、尿中のカルシウム量が増加し、体内のカルシウム貯蔵量を低下させ、児童の「くる病」や青少年の「近視」、中高年の「骨粗鬆症」を誘発するといわれます。また尿路結石などにかかる可能性も高くなるということです。
第三、 少食を心がけること。朝食や昼食と異なり、少なく食べるほうがいいといわれます。夕食を食べ過ぎると、コレステロールが上昇し、動脈硬化を誘発しやすいそうです。また、胃が膨脹し、周囲の器官に圧迫をもたらし、これにより、胃や腸などの器官の夕食後の活動が大脳に情報を伝え、大脳の動きが活発化し、不眠の症状が現れる可能性もあります。
(訳:玉華 字数:816)
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