現在、大都市では生活のリズムが速くなっているため、多くのサラリーマンが朝食をとらずに出勤しています。しかしこれは、健康に非常に良くありません。
まずは太りやすくなります。栄養学者によりますと、朝食は一日のうちで最も脂肪に変わりにくい食事であり、朝食をとらないことは脂肪を減らし、太るのを防ぐためにあまりプラスとなりません。しかも人の体は一旦栄養の不足を意識すると、まず炭水化合物とたんぱく質を消耗し、最後に脂肪を消耗します。さらに悪いことは、朝食をとらないことによって、昼食を食べ過ぎてしまい、適当に消化・吸収できないため、かえって皮下脂肪を蓄えやすいのです。
次に便秘しやすくなります。一日3回の食事を定時にとれば、体内には胃結腸反射が自然に生じ、体内の毒素を排出することにプラスとなります。一方もし習慣的に朝食をとらなければ、胃結腸反射失調を起こす可能性があり、便秘になりやすくなります。
第三に、老化しやすくなります。朝食が提供するエネルギーと栄養素は一日に摂取するエネルギーと栄養素の中で重要な位置を占めています。もし朝食をとらないと、人の体は体内に貯蔵している糖分とたんぱく質を使わなければならなくなり、月日が長くなると、皮膚の乾燥や皺、貧血などを引き起こし、老化を速めることになります。
第四に、病気にかかりやすくなります。朝食をとらなければ、いろいろな慢性の病気にかかりやすいです。例えば、胃は長く飢餓の状態にあれば、胃炎や胃潰瘍にかかりやすくなります。また朝食をとらなければ、血液中の血小板が粘りつきやすくなり、心臓病にかかるリスクを大きくする可能性があります。
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