玄米の栄養価は白米とはくらべものにならないほどに高いのです。というのも、精白の段階で取り除いてしまうぬか層や胚芽には、さまざまな栄養成分がぎっしり詰まっているからです。
とりわけ、ビタミンB群や鉄・リン・カルシウムなどのビタミン・ミネラルは、現代の食生活の中で不足がちになりやすく、わざわざサプリメントで補っている方も多いはず。これら、私たちの健康状態を左右する成分が、玄米にはバランスよく豊富に含まれているのです。
食物繊維の豊富さで、何と白米の約9倍も含んでいます。食物繊維は主にぬか層に含まれています。食物繊維は便秘の解消に効果的なだけでなく、体内の余分なコレステロールや糖分、発ガン物質などの有害物質の排出を促すことで、糖尿病やガン、動脈硬化から引き起こしやすい脳卒中や心筋梗塞などの生活習慣病を防ぐのにも一役買ってくれます。
玄米はカルシュームの吸収を悪くするともいわれていますが、それを補って余るほどミネラル分が豊富です。
カルシュームを補うために、ゴマなどをかけて食べるといいでしょう。
玄米の炊き方
(1)玄米は埃やモミ殻などがついていることがありますから、まずよく洗って下さい。
(2)そのあと、水を張って、数時間、出来れば一晩水につけておきます。
(3)その水を落とし、炊飯ジャーに入れますが、その際注意するのは、白米の適量よりも水を多くすることです。
例えば、3合なら3.5合ぐらいの水の分量にすると食べやすく炊けます。
特製のフリカケ
家にある乾物を使います。いりゴマ(黒ゴマがよい)、いりジャコ(だしジャコ)、カツオブシ、アオノリ、サクラエビなどです。
(1)ゴマやジャコやサクラエビは多めに、ノリやカツオブシは風味づけに小量。5:1ぐらいの割合でよいです。
(2)ゴマ・ジャコ・サクラエビはミキサーで一斉に粉末にします。
(3)アオノリとカツオブシを加えて、軽く混ぜ、食卓の常備ふりかけにして下さい。
ガラスビンなどの空き容器に入れておけば、しけりません。塩気が少ないので、妊婦さんにとてもよいです。
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