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雍和宮大街 その一
   2007-08-31 14:08:09    cri

 地下鉄2号線・雍和宮駅を出ると、すぐにお線香の香りに包まれます。駅のすぐ裏手に、北京最大のラマ教寺院「雍和宮」があるからです。他にも、地壇公園、孔廟(孔子を祀ってある廟)、首都博物館などが周辺の見所です。雍和宮では、多くの人がお線香を上げてお祈りをしていく姿が見られます。駅を出ると、すぐ目の前には高速道路の高架のように環状2号線が走っています。ここ2、3年ほどでマイカー普及率が急速に上がり、車の通行量もいっきに増えた北京ですが、自転車もまだまだ健在です。通勤通学用でしょうか?駅周辺にはたくさんの自転車がとめてありました。その傍らで、麦わら帽子をかぶり、緑色の服を着た男性が忙しそうに行ったりきたりしています。時には自転車を整理したり、時には道行く人に声をかけられ、何か一生懸命に説明していました。この周辺には地図や案内板がないため、付近の状況を紹介しているそうです。現在は地下鉄5号線の工事のため、道路が狭くなり少し不便なことからも、渋滞のときは警察を手伝い車の誘導もするそうです。最近は、毎日3000人から5000人ほどの観光客が訪れ、かなり混雑しているようです。ほとんどが雍和宮を訪れる観光客で、外国人も大勢やってきます。

 雍和宮を目指して大通りを南下すると、通りの両側には、お線香を売る店のほか、小さなレストラン、雑貨屋、個人経営の洋服屋などが軒を連ねています。車の通行量が多い通りは、たびたび渋滞します。お線香屋の女性に話を聞いてみたところ、店の営業時間は朝6から夜9時までだそうです。ここでは、中国の特徴あるお線香は、赤、緑、黄色ととてもカラフルで、お金の神様、観音、如来に供えるもので、細い線香は燃やさない供香と言います。最も人気があるのは、高香という長いほうのお線香で、縁起のいいお線香とされています。このほか、仏壇に置く常夜灯、数珠、雑貨なども扱っています。

 中国式のお線香の供え方によると、火をつけたお線香を手に持ち、その手を前後に振るように三回拝んでから、お線香を供えます。その後、額を地面に三回つけてお祈りをするのが一般的だそうです。雍和宮では、普通正殿から両脇の建物へという回り方でお線香を供えていきます。現在、周辺の工事で、商売にも少し影響が出ているほか、お店のある場所を取壊すという噂も聞いているため、心配だと店の人が話してくれました。

 大通りの脇には、いくつもの細い路地があります。そのなかに「改名屋」という名前の店があり、どうやら姓名判断をしてくれる場所のようです。名前や八字(生まれた年、月、日、時に相当する干支の8文字)のほか、人相、手相などによって、人の過去、運命、個性などが判断できるそうです。八字や人相、手相は変えられないものですが、人の名前を変えることで運命も変ることがあるようで、最近は自分の名前を変えたいという人も多くなっているようです。(中国では手続きさえすれば名前を変えることは可能)この店では、姓名判断は無料ですが、お店や会社の名前をつけるとなると800元ほどかかります。以前は、このような場所は少なかったようですが、最近はお寺の周辺に増えているそうです。

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