北京通順賽馬場(北京通順競馬場)は、北京の東側に位置し、現在急成長を見せている通州区の東北部にあります。
この競馬場は2001年8月にオープンし、毎週土日に競馬が開催されています。競馬で得られた利益は全て慈善活動に寄付されます。また、2005年7月16日からは競馬をテーマにした様々なチャリティーショーも行われています。競馬場には、香港やマカオ、ニュージーランド、アイルランド、フランスからコーチ16人と専門の獣医チームがそろっています。
競馬場の敷地は、元々、空軍の施設でしたが、広東省の大富豪の投資によって競馬場や牧場などが建設されたということです。現在は「特区」として馬券の発売もされていますが、中国では、賭博が違法となるため、まず現金をバウチャー(金券)に換えてから馬券を手に入れるという方式を採用しています。馬券に書かれた馬名は英語表記と漢字表記の2通りがあります。これは香港のシステムとよく似ています。
競馬場には、一周2280メートル、2005メートルの芝コースと、1850メートルのダートコースが設けられていますが、2000メートル以上のレースの開催はまだ少ないそうです。
競馬場は北京の観光スポットの一つにもなっています。まだまだ競馬に疎い北京市民ですが、週末、見学に訪れる人たちは少なくありません。
アクセス:
電車(地下鉄)八通線通州北苑駅から無料バス(最終便は午後1時半)
ホームページ:
http://www.mawww.com/
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