以前、大多数の人は、「チョコレートには含まれる脂肪が多すぎるから健康によくない」と見ていました。しかし、アメリカのコーネル大学食品科学学部の研究者は、「長年行った研究の結果、チョコレートはとてもいい保健食品で、長生きに効果がある」と述べています。
研究者によりますと、チョコレートのカカオに対して研究を行った結果、カカオに含まれる抗酸化成分はブドウ酒のほぼ二倍、緑茶の三倍に当たることが分かりました。研究者たちは、「研究する前、緑茶が抗酸化成分が最も多いと予測していたが、研究した結果、カカオが抗酸化力が最も強いと分かった。この結果にびっくりした」と述べています。
抗酸化成分は癌の進行速度を緩め、癌の発病を予防する役割もあります。また、心臓病やその他の成人病を予防するにも大いにプラスとなります。全ての抗酸化成分のうち、ポリフェノールは一番効果があると認められています。カカオにはポリフェノールが含まれるほか、ブドウ、サクランボ、及びブドウ酒の中にも含まれています。またカテコールも非常にいい抗酸化成分です。緑茶にはこのカテコールが含まれています。このほか、研究者は、「チョコレートは鉄、マグネシウム、及びリンなどが豊富で、特に、カカオが多く含まれる黒いチョコレートは白いチョコレートより多くの鉄を含んでいる」と述べています。
もちろん、いくらカカオが豊かといっても、適切な量でなければなりません。なぜなら、チョコレート中の脂肪と飽和酸の含有量も高いからです。例えば100グラムのカカオには24グラムの脂肪が含まれ、熱量は250カロリーもあります。(訳:玉華)
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