前回のこのコーナーでは、お正月に"食べるべき"食品のいくつかをご紹介しました。そこで、今回は「食べ過ぎないほうがいい」食品を挙げてみましょう。
ミカン:ミカンは栄養が豊富ですが、カロチンが多く含まれるため、食べ過ぎると、「カロチン皮膚病」にかかりやすくなります。また腹痛や下痢が発生しやすくなります。子供は、中サイズのミカンを1日4個以上食べないほうがいいとされます。
アメ:アメは高エネルギー、純熱性の食品で、子供が多く食べると空腹感が減るため、食事が不規則になったり、食品の摂取量が減少しがちとなります。その結果、アメ以外から摂るべき栄養、例えば鉱物質、微量元素、食物繊維の不足をもたらしやすいです。また、特に子供がアメをたくさん食べ、適時に口を洗浄しないと、口腔中の酸度が増え、ラクトバチルスの繁殖を招き、虫歯になりやすくなります。また糖分が体内で多く発酵し、胃腸の動きを過分に刺激するため、下痢を引き起こす可能性もあります。
ゼリー:ゼリーはその製造の過程で、多く増稠剤や香料エッセンス、酸味剤、着色剤、甘味剤などが調合されます。これらの物質は何ら栄養価がなく、多く食べても無益です。
薬用人参:現在、市場には多くの人参食品があります。例えば、人参アメ、人参麦芽乳濃縮液、人参粉ミルク、人参ビスケット、人参ロイヤルゼリーなどなど。人参は性ホルモンの分泌を促進する作用があり、児童が食用すれば性早熟症になりやすいです。
ポップコーン:ポップコーンは鉛の含有量が高く、神経・消化系統、造血機能を弱めます。特に子供は鉛毒の解毒機能が弱いので、多く食べると慢性の鉛中毒にかかりやすく、食欲低下や下痢などを招きます。
ヒマワリの種:ヒマワリには不飽和脂肪酸が含まれるため、子供が多く食べれば体内のコリンを大量に消耗し、肝機能に影響します。
コーラ:コーラには一定量のカフェインが含まれます。これが中枢神経系に対して興奮作用をもたらし、人体への目に見えない危険があるといわれます。子供のように各組織器官が未発達で抵抗力や解毒機能が弱いと、危険はもっと大きくなります。
串焼き:中国では街のあちこちで「羊の串焼き」を売るお店があります。庶民の「おやつ」として親しまれているのですが、このような焼き物はあまり食べ過ぎないほうがいいということです。これらは、焼いている過程で強い発ガン物質が生じ、多く食べると、その発ガン性物質が体内にたまって、ガンにかかる可能性が高いということです。
チョコレート:チョコレートを食べ過ぎると、中枢神経が異常な興奮状態となり、心拍数が増え、食欲にも影響します。
(訳:玉華)
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