春節の連休が終わりました。急に仕事が忙しくなると、おなかを壊す人が少なくありません。
「おなかを壊す」と一口にいいますが、その病気には、様々な種類があります。中でも「下痢」は、最もやっかいなものです。ひどくなれば、点滴によって、水分を補給しながら、検便などで原因を追求し、原因に合った抗生物質治療を行わねばなりません。でも、原因がウイルスの場合は、基本的に抗生物質は効果がありませんから、脱水を予防しながら、自身の免疫力で回復するのを待つしかありません。
食事が出来る場合は、胃腸への負担を少なくするためにお粥などを口に入れます。野菜は、柔らかくなるまで、良く煮込んだもので、味付けは、だしをきかせて、いつもより薄味にしたほうがいいです。脂っこいものは避け、「あっさり味」を心がける必要があります。下痢の場合、食事を無理にする必要はありません。食欲がなければ、食べなくてもいいのです。脱水を起こさないよう充分な水分を与えていれば、少々絶食が続いても大丈夫です。
さて、ストレス、疲れ、飲みすぎ、食べすぎなどで「おなかを壊す」こともあります。これは胃腸の不良に原因があります。胃腸を健やかに保つことを心掛けて日々の生活を送ることが大切です。万が一、不調を感じたら漢方薬がお勧め。出来るだけ早期に症状を改善することが、健康への近道といえるでしょう。
夏の胃腸のトラブルは主に水分の取り過ぎと冷えすぎ、すなわち"水・冷"そして"ストレス""虚弱"の3タイプです。夏場は特に「水・冷」タイプの症状が多いです。
春節の期間中、おなかを壊した皆さん、これらに気をつけて、普段から健やかな胃腸の状態を保ちましょう。(02/27 翻訳:殷絮)
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